信用金庫に1年勤めた私が上司から受けたノルマの詰め・罵倒・暴言フレーズ集。
- 2018.05.27
- 金融業界の実態
こんにちは。
私は某信用金庫に勤めて1年と少しが経ちます。
1年の間に上司から、様々な暴言、詰めを浴びせられてきました。
特に2年目になった最近は多いですね。
今回は、私が信用金庫に1年勤めて、上司に浴びせられた暴言、詰めのフレーズ集を作ってみました。
思い出しながら書くだけで、吐き気がしそうになりながら書きました。
ぜひご覧ください。
詰めフレーズ集を作ろうと思った背景
金融業界って閉鎖的な空間で、客として支店に行っても、内部の状況はあまりわからないと思います。
だから金融業界で働いていない人からは、「落ち着いていていいね」みたいなことを言われますし、実際、私も入社するまではこんな風に思っておりました。
しかし、実際に金融機関で働いてみると、思っていた以上に手口が汚く、毎日数字も目標に対する詰めや、上司や支店長が部下を立たせて説教する光景が当たり前でした。
私も入社後半年くらいしてから、ほぼ毎日上司に立たされ、長時間の説教を受けております。
2年目になってからは本格的にノルマも課され、罵倒されながらの詰めを受ける日々。
私は上司から人格を否定され、ノルマを詰められ、事務ミスに関しても怒られ、心も体もボロボロになりながら働いております。
金融機関の多くは同じようなことが起こっているかと思いますが、それは基本的に営業時間外に行われがちで、一般の方には見えていない部分なのです。
昔は情報量も少なく、金融業界の内面はほとんどの人が知らなかったかもしれません。
しかし今ではこのように、ネットである程度、銀行の内部事情を広めることができるようになりました。
ネットで調べると、銀行について、あまり良いことは書かれていないことはみなさんご存知かと思います。
私が金融機関で働いた経験を交えて、よりリアルに『金融業界の実態はこんな感じですよ』ということを、
・金融業界の内部事情を知りたい方
・金融業界を志望する学生
・これから金融業界に入社する方
に知っていてほしいと思いました。
上司から言われた暴言、詰めフレーズ集
それでは、私が信用金庫に入って1年で浴びせられた詰めや罵倒を上げていきたいと思います。
人格否定編
- 「お前なんかいない方がマシ」
- 「お前なんかいらない」
- 「辞めちまえ」
上記3つの言葉は、言われすぎてもはや何も感じなくなってきてるのですが、これってパワハラですよね?
たまに言われるならまだしも、2日に1回は言われているような気がします。
おそらく上司や支店長世代の方の価値観は『終身雇用』なので、「多少言っても大丈夫だろう」的な意識なんでしょうね。
しかし私たちの世代に、『一つの会社にしがみつく』という昭和の意識はもちろんありません。
余裕で転職を考えます。
- 「お前のせいで係全員の仕事がストップしてるんだよ、お前のせいで!」
- 「お前のせいで、俺はお前を怒らなきゃいけない、俺の仕事もお前はストップさせてるんだ、どうしてくれんの?」
- 「お前に教えてる時間って、はっきり言って無駄なんだよ」
- 「お前がいない方がむしろ楽なんだよ」
- 「今すぐ窓口を1年目の〇〇くんに変えたいよ」
- 「こんなの幼稚園生でもできるだろ、なんでお前はできないの?」
- 「お前は何やってもダメなんだね」
- 「『すいません』だろ?」
- 「〇〇さんと△△さんが取った分がお前の給料に行ってるんだからな、お前は不当に給料をもらってるんだ」
これらの言葉もほぼ毎日言われています。
これだけ言われていると、どう捉えても「自分はダメな人間なんだ」「俺はいない方が良いんだ」という認識が刷り込まれていきます。
また、あらゆる場面で『謝ること』を強要してきます。
これもまた、「自分が悪いんだ」という意識を植え付けられます。
今では完全に自信を失い、思ったことがはっきり言えなくなったり、声が小さくなってしまったりしました。
そして上司はもちろん、会社以外の人に対しても以前のように楽しく話すことができなくなってしまいました。
営業ノルマの詰め編
- 「取れるまで帰ってくるな」
- 「目標届いてないのに、まさか帰らないよな?」
以前、月払い保険のノルマに届かず、なかなか獲得できない日々を過ごしておりました。
当時、融資担当としての事務処理関係は、急ぎでやるべきものもなく、労働時間管理のために途中でパソコンをログオフさせられていたこともあり、特に出来ることがありませんでした。
とはいえ、私も帰ろうとしたわけではありません。
なのに突然上司が上記の言葉を言ってきました。
できることといえば、『電話セールス』という公害作業。
ですが見込み先もなく、何もせずにただ会社に残るという最悪な事件。
- 「どんなセールスをしたの?俺の前でやってみ?」
接客後、上司に呼び出され、
「おい、今のお客さんどうだった?」
「保険やカードローンの推進したんですが、取れませんでした。」
という報告をする時があります。
「お前のセールスの仕方が悪いんじゃねーの?ちょっと俺の前でやってみ?」
突然上司とのロープレが始まります。
上司の前に立たされ、ロープレをしなければならないのは、正直『公開処刑』としか思えません。
- 「今日中にVISAカード10件取れ」
営業担当なら言われるのもまだわかりますが、融資窓口をやっていて、1日に10人も自分がお客さんを受ける日なんて経験したことがありません。
物理的に無理なことを平気で言ってくるのです。
- 「融資申込中だから保険の契約は後になる?そんなの言い訳だ」
融資窓口に来たお客さんには保険やカードローン、クレジットカードのセールスをしないと上司から怒られるので一通り推進します。
時には保険をやってくれるというお客さんもいるのですが、本来、お客さんは他のローンの申し込みに来たお客さんなのです。
保険商品販売のルールとして、『融資申込中は保険を販売、契約してはならない』というのがあります。
だから話は持ちかけますが、その場で保険を契約するというのは違反行為なのです。
しかし上司はそんなこと考えもせずに「申込中?そんなの言い訳だ、今日取れって言ってんだろ」と詰めてきます。
理不尽編
- 「お前にこの会社任せるから融資取ってこい」
1年が経つか経たないかの頃、突然上司から
「お前にこの会社担当してもらうから」
と言われ、10社程の企業を担当することになりました。
しかし、今まで法人向けの融資をしたことがなく、まず何をすれば良いのか全く分からず、しかも誰も教えてくれない、聞く人もいない、進捗を管理していないという状態に陥りました。
ある日、上司が、「お前事業先はどんな感じ?」と聞いてきて、
「何もできていません」と返答。
「何で?お前は何お仕事もしてないならいらねーよ」
と、説教を受けました。
- 「お前今日ローラー行ってこい、取れるまで戻ってくるな」
『住宅ローン借換ローラー』という仕事があることは以前紹介しました。
「お前今日ローラー行ってこい」と朝突然、上司から言われるんですね。
加えて「お前取れるまで戻ってくるなよ」と。
結局、やらなきゃいけない仕事は全て投げて、1日中個人宅のインターホンを片っ端から鳴らし続けるのです。
このローラーという仕事、非常に非効率で、取れる確率ってめちゃくちゃ低いんですよ。
結局1件もとれなかったときは、上司に説教を受ける覚悟で構えて帰社します。
- 「お前飯食ってる時間あるのに、何でこれやってねーの?」
- 「飯を食うなとは言わないけど、やることはやれ」
以前、別記事でお話ししましたが、銀行や信用金庫では休憩は交代で取るようになっています。
他の人が休憩を取っていない時間に、自分の手が少し空きそうなら、様子を見計らって休憩を取る。
残念ながら私の所属する融資課では『休憩』や『昼食』という概念がありませんが。
1年目の頃は比較的休憩を取っていました。
しかし15分とか20分位でさっさと戻らなくてはならない。
「いくらやること終わっていなくても、15分、20分くらい飯食わせてくれたっていいだろ」と率直に思います。
- 「お前に拒否権はないからな?」
金融機関は体質が古く、頻繁な飲み会、休日のゴルフやら社内イベントに駆り出され、実施的な休日は少ない。
形式的に出欠席を取っていますが、上司から毎回言われることは、
「お前に拒否権はないから」
若手はなぜか『私情よりも会社を優先しなければならない』という融通の利かなさ。
- 「お前何か一発芸やれよ」
飲み会をやる時、支店長や上司が突然言ってきます。
とんでもない無茶振りです。
果たして何を求めているのだろう。
- 「何で車で行くの?バイクか自転車で行けよ」
ある日、私は車で10分くらいかかる場所まで行く用事があり、車で外出しようとしました。
すると上司が、「バイクで行け」と言ってきて、乗ったことのないバイクを乗らされそうになりました。
危うくそれは回避しましたが、次は「じゃあ自転車で行け」と。
どうやら何が何でも若手に車を使ってほしくないようです。
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結論:おそらくはるか昔から銀行の体質、営業の手口は変わっていない
いかがでしょうか。
私が信用金庫で働き、1年間で受けた暴言・罵倒・詰めの数々。
いつ『うつ病』になるかビクビクしながら日々を過ごしております。
金融業界志望の学生は、このくらいのことは当たり前にあるということを覚悟しておくと良いでしょう。
この記事はまた上司から何かしら罵倒された際に順次追加していきたいと思います。
それではまたの更新をお楽しみに。
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