奥さん(妻)の出産立会いで、夫(旦那)が会社を休んだら上司に怒られた先輩の話。

こんにちは。

 

ところで、あなたの会社は家庭の事情に関して柔軟に受け入れてもらえる環境だろうか。

 


私が働く某金融機関では、残念ながらその環境は与えられていなかった。

 

タイトルの通り先日、こんなことがありました。

 

今回はその話をしようかと思う。

 

奥さんの出産を控え、2日間の休みを取った先輩

数ヶ月前の、まだ私は1年目の新人だった頃、5年目の先輩が結婚し、その数ヶ月後に『子供が生まれそうだ』ということで、2日間ほど会社を休んだ先輩がいた。

 

正確には、1日目は午前中は出社し、午後に早退、丸1日有休で休んだのは1日だけだ。

 

初めての出産ということもあり、気が気でなかったのかもしれない。

 


無事出産されたとのことで、その翌日には職場に復帰し、私たち若手は素直に「おめでとうございます」と声をかけた。

 


それが普通だと思っていた。

 

休んだことに対し嫌味や文句を言い出す上司がいた

 


しかし上司たちは違った。

 


「おめでとう」の言葉はなく、それどころか先輩が復帰するや否や、休んでいる間に溜まった仕事のことや、不備のことについて朝から呼び出して怒り、「休んでたんだから早くやれ」と捨て台詞。

 

そういった人が1人くらいいるなら百歩譲ってまだわかる。(少しは昭和の考えを引きずった、おかしな考えを持った方もいるかと思うので)

 

だが、そうではなく、支店長をはじめ、上司のほとんどが会社を休んだことに対して文句を言っていたのだ。

 

私はその様子を見て、

 


「1日休んだくらいでそこまで言う?」
「一生に何度もない出産の機会よりも会社での労働を優先するほど会社って大事?」

 

といった、疑問しか生まれなかった。

 

スポンサーリンク

バイト時代にも同じような光景を目の当たりにした

学生時代、バイトをしていた居酒屋でも、似たような経験があった。

 

店長が、『子供が生まれる』ということで、職場には来ていたものの、気になって仕方がなかったようで、ほとんど仕事に手がつけられていなかった。

 


結局その時も、店長は皆から責められ、職場に戻ると同時に全員に謝罪という末路。

 

飲食業界はバイトがほとんどだし、多少は仕方ないと思っていたが、就職してみても当時と同じような光景を見てしまった。

 

ほとんどのサラリーマンにとって、会社<家庭じゃないの?


もちろん会社での仕事も大事だとは思うし、それなりの責任もあるかと思う。

 

でも、どうしてみんなが毎日嫌々出勤し、会社で労働しているかといえば、『家庭のため』だと思う。

 

守るべき家庭がなく、一人で暮らしていれば、別に毎日我慢して会社に行く必要もなく、バイトでもどうにかなるのだ。

 


毎月の決まった給料をもたうために多くの時間を削ってあくせく働いているわけで、できる限り家庭を養っていくために頑張っているはず。

 

このように、多くの労働者は家庭のために働いているのに、いざということがあっても家庭のことは一切考慮しない会社の考え方には今もなお、理解ができない。

 


必死に頑張っている奥さんのことは一切考えず、会社のこと中心にしか考えない上司。

 


一生のうちに何度もないライフイベントなのに、会社を優先することを前提に考える会社、おかしくないですか?

 


人をなんだと思っているのだろうか。

 


1日休んだことに対して文句を言うこと自体おかしいと思うが、そもそも一人が1日休んだくらいで影響が出る組織に問題があるのではないだろうか。

 

【↓↓あわせて読みたい↓↓】

銀行、信用金庫など金融機関は、雪が降ろうが、電車が止まろうが、這ってでも出社を求められます。

 


いつまでたっても昔ながらの『休むことは悪だ』という価値観。

 


休んだ人に対しては、出産だろうと理由を問わずに責める風潮。

 


結果として、会社はどんどん休みを取りにくい雰囲気になっていく。

 


「この会社には長く居たくないな」と心から思った瞬間だった。