銀行、信用金庫など金融機関は、雪が降ろうが、電車が止まろうが、這ってでも出社を求められます。
- 2018.01.22
- 金融業界の実態
2018年1月22日、関東地方は大雪です。
これだけ大雪であっても、定時まできっちり働きかなければならない会社、いつも通り残業する会社、むしろ雪で電車が動いていないからと、会社に寝泊まりして働かされる会社もあるかと思う。
サラリーマンってアホですよね。
そもそも前から雪の予報が出ていたのだから、相応の対処をしましょうよという話です。
これだけやっていても日本人の生産性が上がらないのは、日本人の働き方が根本的に問題があると思う。
その中でも特にアホな業界が金融業界だと思う。
世の中の働き方は見直されてきているにもかかわらず、金融業界はいつまでたっても律儀に出社することが求められている。
雪が降ろうが、台風が来ようが、電車が止まろうが関係なくである。
今回の記事は、金融業界の実態である。
金融業界に興味のある学生の方や、内定者に是非知っていただきたい。
平日の休業は、銀行法により不可
金融機関は『銀行法』や『信用金庫法』という法律にがんじがらめに縛られて営業している。
『銀行法』や『信用金庫法』には営業時間や営業日が定められており、その決まりに反してはならないのだ。
定められていることは、『1日の営業時間は9時〜15時であること』、『休業日は土日祝日のみ』といったことである。
9時に開店できないと、金融庁に報告しなければならない
先ほどの『銀行法』であったように、金融機関の各支店は、毎日9時には開店しなければならない。
イレギュラーな場面はない。
何があっても9時に開店しなければならないのだ。
万が一、9時に開店することができなければ、金融庁に報告することになっている。
金融庁に目をつけられれば何かと厄介だろう。
銀行では、『9時にシャッターを開けられない』ということは原則ありえないのだ。
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金融市場がストップすることの影響は大きい
こういった理由もあるようだ。
銀行に関して言えば、融資の実行日通りに実行しないと、1つの会社を倒産させてしまう可能性だってある。
多額の振り込みとなれば窓口へ行かなければならない。
いざ窓口に行こうとしたら、休業していたなんてことがあれば、お客さんに与える影響は大きいかもしれない。
株式市場もそうですね。
注文がストップしてしまったら大混乱を招くでしょう。
なので、平日の9時〜15時は何が何でも営業しなければならないのです。
まとめ:今の時代、這ってでも行くほど銀行って重要?
・法律による縛り
・金融庁の監視
に怯えながら金融機関は機能しているのです。
営業日、営業時間が決められている以上、たとえ雪が降ろうと、台風が来ようと、大地震が起きようと関係ない。
電車が止まっていても、時間通りに這ってでも出社することが求められている。
しかし、金融市場がストップすることの影響は確かに大きいのだけれども、今の時代、わざわざ窓口に行かなくても大抵のことはできてしまうはずなんですけどねえ。
昔は決済手段が現金のみだったけど、今はほとんどの場面でカード決済ができるわけじゃないですか。
いずれは仮想通貨が決済手段になるかもしれない。
銀行の機能って今後どんどん不要になっていくんでしょうな。
証券会社もそう。
ずいぶん前からネットで注文できるじゃないですか。
「俺が経済を回してるんだ」みたいなかっこつけた銀行員や証券マンは未来ないですよ。
時代が変わってきているのだから、法律も見直していくべきなのに、銀行だけはいつまでたっても変わらない。
最近、営業時間の緩和をするという話も金融庁で出てきているみたいですが。
今のような目の前の事務処理に忙殺されるのではなく、デジタル化を進めてしまえば、もう一歩先のことができるはずなのに。
いちいち頑固で、昭和時代から変わろうとしないのが銀行です。
果たして現代の銀行は、這ってでも出社するほど世の中に求められているのだろうか。
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