就活生、新入社員へ。サラリーマンが考える会社選びの基準

かつては高給であるとか、世間体が良いとか
単純にかっこいいとかそのような基準で
会社を選んでいたと思うし、そうするとやはり大企業を目指したり、
銀行や総合商社などの業界がかっこよく働けるというイメージで
人気だったのではないだろうか。

 

昔は年功序列、終身雇用の仕組みが強かったので、
1度大企業に入ってしまえば
いずれ出世し、高給取りとして
生涯安泰だと考えられていたのかもしれない。

 

しかし、バブル崩壊から現在にかけて
そのイメージは大きく崩れた。

 

かつてはもっとも安定だと考えられていた銀行では、
日本長期信用銀行や北海道拓殖銀行が破綻した。
 
4大証券と言われ、その1角であった
山一証券も経営破綻。

 
そして現在も
シャープが経営危機に陥りホンハイに買収されたり、
東芝やタカタ、東電の経営危機のような、
日本を代表する巨大企業でさえも
決して安定しているとは言えない時代になっている。

 

こういった時代の中で、
昔と同じような価値基準で会社を選ぶことは
必ずしも正しいとは言えなくなってきており、
自分の中でしっかりとした価値基準を持つことが
より一層求められている。

 

確かに、一流の大企業に入れば、
そこでしかできない大規模なプロジェクトに携われるかもしれないし、
新しい技術を取り入れるのも比較的早いと思う。

 

大きな仕事がしたいという基準を持っていれば
大企業に入るのも一つの手であるが、
選択肢はそれだけではないと思う。

 

今はインターネットが普及し、
非常に幅広いことができるようになった。

 

インターネットによって
自分がやりたいことをすべてやるという選択も
可能になったし、稼ぐことも可能になった。

 

自分の力で稼いで自分で大きなことができるチャンスもできたのだ。

 

そもそも特定の業務を行う会社に在籍する必要性が
なくなってきているのであり、
会社の指示に従って動き、自由度のないサラリーマンとしてではなく
会社での仕事と自分のやりたいこととうまく結びつけたり、
自分がやりたいことをすべてできる、もしくは会社がそれを
推奨しているようなところに入るというのも
選択肢として現れたのであり、我々現代人にとって、
この選択肢を取ることが有意義な人生を送れると思うのだ。

 

それができない企業というのも多くあって、
日々嫌なことばかりの毎日を過ごす羽目になる
多くのサラリーマン。

 

銀行なんかは特にそうなのだけれども、
世間体は良いと思うし、給料も悪くない。
 
ただ体質は非常に古く、
厳しい上下関係と体育会系な社風。
 
休日までも社内イベントに付き合わされたり
副業なんてできないし、携帯は持ち込めなかったり。
フレックスも不可能である。
とにかく自由度がないし
自分の時間を平気で奪ってくる。

こちらのリンクにも自分の時間が奪われるイベント
「飲み会」について書いている。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://jun-antisalary.com/2017/08/09/217/

 
銀行の仕事に関しては細かすぎてちっとも楽しくないし
ストレスがたまり、風通しが非常に悪い。
 
会社にいること自体が苦痛な日々なのである。

 

古い体質の会社に入って思ったのは
比較的新しい会社に入ったほうが
副業などの自由度は高いと思うし、
上下関係も若干ゆるかったり、
我々の世代からすると働きやすいと思う。

 

サラリーマンは所詮、雇われの身である。

 

辞令1枚でどっかの地方に飛ばされたり
嫌いな人と毎日過ごすことを
給与が保証されているからといって
我慢する人生はもったいない。

 

どの会社も安定なんてしていないということが
表面化してきているし、
終身雇用の時代も終わりつつある中で、
サラリーマンとして雇われていることは抜きにして
「自分がどうありたいか」を考える必要がある。

 

会社を選ぶならば
自由度が高く、会社以外でやりたい様々なことができる会社に入る方が
有意義な人生を送れると思うし、
広い視野を持って魅力のある人間になれると思うのだ。

 

給料がいい、とか世間体がいいという昭和的な考え方で
会社を選ぶと後悔するし、それは思考停止である。

 

就活生は希望を持っているかもしれないが、
実際に入ってみるとサラリーマンの現実はこんなものである。

 

現代において必ずしもサラリーマンとして働く必要はないという
考えを持ってもらいたいし、嫌ならやめるという選択肢を持ってもらいたい。
選択肢は昔と比べて無限にあるのだ。
 

そのために会社という1つの組織にとらわれないで、
自分のやりたいことを実現するためにはどうするべきか。
有給も取れず毎日出社し、時間がないのであればどうするべきか。
 
もう一度じっくり考えてもらいたいと思う。