世代の違う人とは基本的に合わないと考える。

新卒で就職すると、

学生時代にはあまり接することのなかった

一回り二回り上の世代と毎日関わるようになる。

 

言ってしまえばそれらの方々は

社内ではベテランである。

 

あわせて読みたい→→『会社』という組織はおかしな集団。

 

彼らの世代のでは、

大学を卒業したら就職という1つの選択肢しかなく、

結婚したら女性は退職し、

夫の仕事以外の面で全力でサポートに徹するという考え方が一般的であり、

家事は全て妻がやるといった方も多いかもしれない。

 

そしてサラリーマンは終身雇用という根強い認識を持っており、

もっとも恐れているのは倒産、リストラ、出向だろう。

 

私たちの世代からすれば

そのような昔の男尊女卑的な文化っておかしくね?と思うわけで、

共働きできる方が明らかに賃金は上がるし、

家事も分担してやった方が明らかに効率良いし、

家内でのストレスやトラブルが減ると思う。

 

このような昔から続く風習に

いちいち疑問を抱いてしまうのが私たちである。

 

歴史の古い企業にもこのような疑問を抱いてしまうことが多々ある。

 

会社の業務において、上の言うことは絶対的であり、

若手に発言権がなかったり、

若手に必要以上に雑用をやらせたり。

書類に関しては紙がメジャーであり、

手書きがメジャーであるという認識を持っており、

現代のデジタルな機械を嫌ったり、

しょうもないことでも口頭や電話で伝えたりすること以外は

おかしいというだろう。

私の会社ではメールですら使う機械があまりないし、

LINEというツールを上の人はご存知かどうかくらいの次元である。

 

それくらい伝達手段がアナログなのだ。

 

会社の中では基本的にそういった世代が上にいるわけで、

特に体質の古い会社に入ると

変化を嫌う風土があるので、

スマホでの情報収集やタブレットで新聞を読むことに関して

おかしな印象を持たれてしまうこともある。

 

特に1つの会社に長く勤めていると

どうしても視野が狭まり、他の会社のことはわからないし、

地方であれば新しい情報もなかなか入ってこないこともあり、

どうしても時代に遅れてしまうのである。

 

そのような人たちと

都市部の大学でノートはPC入力で済ましたり、

最低限の連絡はLINEで済ましたり、

新しいものには敏感であった私たちとでは

どうしても分かり合えない部分があるだろう。

 

これは仕方のないことであり、

社会とはこういうものなんだ。と

妥協できれば良いのだが、

私はどうも我慢ならなかった。

 

何が嫌かというと、

このような上の世代の古い価値観を押し付けられ、

それをも守る者の評価が良いものとなり、

背くものは嫌われる。

 

そうなると会社での肩身は狭くなるので

会社の風土に従いはするものの、

大きなストレスになるのだ。

 

そして古い価値観を押し付けられることで、

自身の成長までもが妨げられているような気がするのだ。

 

社会に出てみると

私たちの世代にとって

何でこんな非効率なことしなきゃいけないの?とか

この作業いる?と感じるようなことが多い。

 

無駄な労力をかけることが

正しいと考える人やそういう世代があるのは事実だと思う。

 

それをいつまでも変えようとしない会社が

大量にあるのも事実だ。

 

世代によって考え方が違うのは紛れもない事実なのであって、

例えば、戦争していた頃は

指示があれば国のために自ら敵に墜落していく

特攻なんてのがあったのだけれど、

今生きている多くの人がそれができるかと言われれば、

なかなかできることではないだろう。

 

それと同じことで、

世代によって価値観が違うのであって、

要は時代に合わせていく必要があると思うし、

それぞれが変わっていかなければならない。

 

特に今は時代の変化が早く、

変化に敏感でないとすぐに淘汰される時代だ。

 

1つの会社で上司に媚びながら

出世のタイミングを窺うような、

終身雇用の時代は終わりつつあり、

合わないと感じたら無理にそこにいる必要はない。

 

積極的に外に出て視野を広げていく方が

人として成長できる時代だ。

 

若い世代はそういった考えを持っているだろうし、

将来的には今よりも転職市場が活発になっていると予想する。

 

だから、古い価値観に縛られず押し付けられずに、

自分の基準で物事を決めていく力がこれから必要になってくる。

 

今後、多くの仕事が機械に置き換えられることが確実である。

今会社における自分の強みが何の価値もなくなってしまうかもしれない。

自分の力で稼いでいく力もつけていきたいところだ。