【信用金庫の営業】乗ったこともないバイクを乗らされそうになり、上司に殺されかけた話。
- 2018.05.26
- 金融業界の実態
こんにちは。
以前、多くの金融機関が行っているであろう、『住宅ローン借換ローラー』という仕事を紹介した。
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これが最初は外に出られる解放感があって良いのだけれど、何百件も断られながら回り続けることはなかなか辛いし、きつい。
最近、結構な頻度で「ローラーに行ってこい」と言われるので外を回る機会が増えた。
外に出る際に上司から必ず言われる言葉は、「取れるまで帰ってくるな」
もはや合言葉である。
こんな根性営業に加え、先日、上司から無茶なことをさせられそうになり、危うく命を落とすかと思った出来事があったため、そのことについて書いていきたい。
信金マンの外回りにおける3つの手段
さて、信金マンがどうやって外を回っているかというと、外回りの移動手段として、大きく分けて3パターンある。
①車
車での外回りは都心を除けば多くの会社で一般的だろう。
信用金庫は資金が豊富ではないため、安い軽自動車を使う。
支店長だけはハイブリッド車。
私が働く信用金庫では、営業車の数が少なく、上席の方から優先的に使うようになっている。
では、他の営業担当はどう外を回るか。
②バイク
2つ目として、バイクがある。
一般企業に勤める多くの方は馴染みがないだろう。
昔から変わらない、信用金庫の特徴だと思う。
用意されているのは、スーパーカブかスクーター。
若手の営業担当はバイクを使っての外回りが基本だ。
雨が降ろうが、猛暑だろうが関係なくバイクでの移動になるため、雨の日はカッパを着て営業、猛暑であればとんでもない日焼けに襲われることになる。
そして、信用金庫はまだまだ昔ながらの『集金業務』が存在している。
果たして、現金を持ってバイクで移動するのってどうなんだろう。
転倒して現金をばらまくリスク。
衝突して意識を失い、第三者に現金を持って行かれるリスク。
正直、バイクで移動するメリットはないと思う。
③自転車
3つ目に、自転車。
近場を移動する時は自転車を使う人もいる。
このように、信用金庫の営業は、何に意地を張っているのかわからないが、効率性よりも、『昔から変わらぬ泥臭さ』を売りにしているわけである。
営業以外の人が使用する車も用意されている
私も若手なので、仮に営業担当であれば、バイクを使うのが順当なのだが、私は現在、融資担当であり、私が使うバイクは用意されていない。
だから融資担当用の車を使うのが基本なのだ。
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融資担当用の車で外出しようとした時の出来事
ある日、私が融資担当用の車でローラーに行こうとした時、上司が
「お前はバイクで行け」
と一言。
融資担当用の車を他の人が使っているならまだわかるが、わざわざバイクで行かなきゃ行けない理由もよくわからなかったし、それ以前に、まず私はバイクに乗った経験がゼロである。
アクセルの入れ方もわからないし、鍵はどこに刺すのか、交差点はどうやって曲がるのかなど、基本的なことが何一つわからないのだ。
バイクに一度も乗ったことがない人に対して、急に仕事でバイクを使えと言える事に対して、どういう神経をしているのかと疑った。
昔はそういうこともあったのかもしれないけど、今は昭和じゃあるまいし。
せめて数分でも乗り回させてほしい。
「この上司は俺を殺そうとしているのか」
私はそう思った。
しかし弊社の若手に拒否権などない。
私はやけになって「わかりました」と返事をし、営業担当の先輩のバイクを借りようとした。
「◯◯さん、ローラーしてくるのでバイクを借りてもよろしいですか?」
「いいけど、バイク乗ったことあんの?」
「ないです」
「大丈夫なの?死ぬよ?」
当たり前だが、こんなやり取りになった。
そこで、営業の先輩は、私にバイクを乗るよう指示した上司に本当に大丈夫なのかを確認し、結局自転車で外を回ることに。
わざわざ自転車を30分漕いで目的地へ向かった。
ここまでして車を使わせない理由はいまだにわからない。
こういったところでも<『若いうちは身体を酷使して当然だ』と言わんばかりの、古臭い根性論を押し付けられているような気がして、ますます会社に嫌気がさし、「辞めたい」という気持ちが強まってくる。
このように、私が勤める信用金庫では、若手に拒否権がないばかりか、人権さえもないような雑な扱いを受ける。
こんな職場に居続けたら私はいつ命を落とすかわからない。
早いところ退職を決断して正解だったと思っている。
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