【『自転車シェアリング広域実験』を利用してみた】都内レンタサイクル旅行記。

こんにちは。

 

今回の記事をなぜ書こうかと思ったかというと、るってぃさんのツイートにこんなツイートがあったからです。

 

 

これを見て、自分のことを言われているような気がしました。

 

「ああ、俺今遊んでるわ」と。

 
しかし同時に、

 
「ならば遊びを記事にしてしまおう」

 
と考えたのです。

 
ということで、今回は実際にやってみた、『自転車シェアリング広域実験』の報告について書いていきます。

 

東京都内9区で行なわれている『自転車シェアリング広域実験』

今、東京都の9つの区で、『自転車シェアリング広域実験』というものが行われているんです。

 

具体的には、


・港区
・中央区
・文京区
・新宿区
・江東区
・品川区
・大田区
・渋谷区
・千代田区

の9区。

 

近年、急速に成長しているシェアリングエコノミー市場。

 
カーシェアでは続々と企業が参入し、『Airbnb』のような、家もシェアするような時代にもなってきているのです。

 

外国では自転車シェアが生活に根付いている国もありますが、日本はまだこれからという段階です。

 
私も自転車シェアを経験したことはありません。

 


そこで今回、GWを使ってこの『自転車シェアリング広域実験』を試してみました。

 

『自転車シェアリング広域実験』概要


・東京都の9区で行なわれている。

・取組区内であればどこでもレンタル、指定された駐輪場(サイクルポート)でどこでも返却可能。

・あらかじめ会員登録し、当日は交通系ICカードで鍵の管理ができる。

・料金は以下の通り。

料金プラン

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やってみようと思った理由

『GWになにをするか』ということで、選択肢としては、『車で遠方に行く』というのがもともとありました。

 

でも渋滞でまともに動けなかったらストレスが溜まりそうだという懸念があったのです。

 
とは言っても「せっかくだからいつもと違うことをしたい」と思い、GWを使って東京都内を自転車であちこち回ることにしました。

 

今回、レンタサイクルする上でのルール

①シェアリング区域内を回る

どこに行くかもちゃんと決めていないのでまずは場所をある程度絞ってしまおうと。

 
ということで、もし心が折れたら自転車を返却できる、シェアリング区域内を移動することにしました。

 

専用の自転車をレンタル、返却できる場所は下の地図のように、これだけありますので、場所に困ることはないでしょう。

 



 

②目標を決める

冷静に考えて、1日中自転車で移動するのはキツイんじゃないかと考えてました。

 
途中で疲れて自転車を返却してしまうことも考えられたので。

 
なので、『大田区の銭湯に入る』というのを最終目標にし、頑張ろうと決めました。

 

まあ、達成することよりも観光して楽しむことの方が大事だと思うので、『達成できなくても全然構いませんよ』程度の目標でしたが。

 

③行く場所はサイコロで決める

特に目的があるわけでもなくサイクリングをするので、行く店などに困るだろうなと考えていました。

 
なので、基本的には『銭湯』に入ることを目的にしました。

 
「じゃあどこの銭湯に入るか」ということで、『行く場所はサイコロで決めること』にしました。

 

ググって、いくつか出てきた候補を『サイコロの旅』アプリに入力し、サイコロを振る感じです。

 

当初の予定


・江東区▷中央区▷港区▷品川区▷大田区

 

私、自転車を持っていないので感覚が全く分からずこんな計画を立てました。

 

現実的だろうか否か。。

 
まあ、やってみないとわかりません。

 

いざレンタサイクルでの長旅始まりました

スタートは江東区


江東区で比較的眺めが良さそうな『豊洲』をスタート地点にしました。

 
11時頃スタート。

 

天気も良く、期待通り景色は良好でした。

 

 

海鮮料理を求め、築地へ

築地で海鮮料理でも食べようと、築地に行きました。

 

豊洲から15分程見ておけばいける距離です。

 

行ってみると、予想以上の混雑。

 

自転車が走れるスペースなんて無い状態でした。

 

どこを見ても長蛇の列だったので、海鮮丼は断念し、持ち帰りですぐに食べられそうなものをいくつか買い、食べて激混みの築地から脱出。

 

築地周辺にいくつか銭湯があったのですが、多くのの銭湯は15時〜16時頃営業開始ということで、こちらも断念。

 

銀座

銀座でご飯を食べても良かったのですが、築地で少し食べてしまったこともあり、あまり空腹ではなかったので、ほぼ通過しただけ、という感じです。

 
大通りは歩行者天国になっており、自転車を走らせることは禁止されていたため、自転車を押している時間の方が長かったかもしれません。

 

新橋で軽食

通過点として新橋を通りました。

 
小腹も空いてきたということで、軽く食事。

 

白金で銭湯1件目

目的地は『サイコロの旅』を参考に、「サイコロで決めてしまおう」ということになっていたことと、「銭湯に入る」というのがあったので、入る銭湯はサイコロで決めました。

 
サイコロの結果、『三越湯』という銭湯に行くことにしました。

 

約5kmの移動でようやく到着。

 
しかし、行ってみると、なんと『定休日』

 
たまたま他の候補になっていて、5分くらいの距離にあった、『宝来湯』に行きました。

 
受付の方もいい方で、良かったです。

 

長距離移動を終え、銭湯に入った後は疲れと満足感が一気にきたような感じがして、一気に眠くなりました。

 

この時15時過ぎくらい。

 

『黒湯』を目指し、大田区へ

眠くなったからといってまだ終わりません。

 
ここから大移動が始まります。

 

10km以上距離のある、大田区へ。

 
大田区で『黒湯に入る』ことが最終目標でしたので、強行しました。

 
途中、カフェで休憩を挟んだりしながら、ひたすらチャリを漕ぎ続けました。

 
少しずつ街並みも変わってきて、大田区に着いた頃には日も暮れてきていました。

 

↑途中で通った、『戸越銀座』

 

入る銭湯は、サイコロで決まった、『桜館』

 
東急池上線の、『池上駅』が最寄りです。

 

黒湯は勿論、露天風呂もあり、いい湯でした。

 

長距離のチャリ移動を頑張った甲斐があったと思います。

 

最後は池上駅の近くにあった専用の駐輪場で自転車を置き、自転車シェアリング広域実験は終了。

 

感想

今回、「正直きついかな」と思うスケジュールを立てていましたが、都内の移動は思っているより距離としては可能だということに気づきました。

 

寄り道もしながら、いくつかの区を一律料金で回れることも良かったです。

 

良かった点

自転車の『電動アシスト』機能


専用の自転車には『電動アシスト』機能が付いており、坂道や向かい風の時に活躍してくれました。

 


これが非常に快適で、坂道を上っている感覚がないくらいスイスイ漕ぐことができました。

 
バッテリー式で、確か充電はできないと思いますが、約50km分の充電がされており、都内を1日移動するには十分です。

 
自転車を漕ぐこと自体が苦痛になることはありませんでした。

 

普段、寄らないようなところに訪れることができる


例えば目的地が決まっていれば、普通、電車で最寄駅に行くかと思います。

 
なのでその間の駅や地域に足を踏み入れる機会がありません。

 
しかし、自転車で移動すると、目的地までの間に、いくつかの区域を通過することとなります。

 

普段寄らないような区にも足を踏み入れることができ、その中で新たな発見があることもあり、そういった面では充実したと感じます。

 

よくなかった点

サドルが固い


見るからに固いサドルを使用しています。

 

私は座ってお尻が痛くなるということがほとんどないのですが、今回はかなり痛みました。

 
帰宅した今も痛みが残っております。

 

都心部は自転車がかえって邪魔になる場合も


大田区へ向かっている最中は、比較的自転車も漕ぎやすく、気持ち良くサイクリングができました。

 
しかし、銀座や築地など、多くの人で賑わっている区域は、人混みだったり、歩いて大抵の用は済ませられるわ、自転車を止められる場所はないわで、あまり自転車移動のメリットを感じることはできませんでした。

 

都心部は自転車よりも電車や徒歩での移動が望ましいと改めて感じました。

 

状態の良くない自転車がある

最初にいくつかある自転車の中から1つ選ぶ(どれも同じ)のですが、この中に状態の良くない自転車があります。

 
私が選んだ自転車は、ギアの調子が良くなく、『ギア2』を使うことができませんでした。

 
まあもし乗れたもんじゃなかった場合、対応してもらえるとは思いますが。

 

最後に


1日自転車で都内を旅してみて、思っていた以上に広範囲に渡るサイクリングができました。

 

電車の移動だと降りないような駅の地域にも寄ることができ、新たな発見もあったように感じます。

 
『自転車シェアリング広域実験』のエリアも今後拡大予定とのことですが、このような『自転車シェアリング』が、今後、限られた範囲ではなく、全区域でもっと一般的なものになっていけば良いなと私は考えております。

 

交通機関の混雑を緩和するまではできるかわかりませんが、まだ注目を浴びていない地域を知ることや、『健康増進』という面でメリットは大きいのではないかと思っております。

 

ということで皆さんも是非『自転車シェアリング」を体験してみましょう。