私が経験した内定式の話&学生向け内定式Q&A

 
こんにちは。

 

いねだ(@antisalary)です。

 

10月といえば、内定式。

 

多くの会社で
内定式が行われるだろう。

 


私も内定式を
経験した身である。

 

今回は、
私の内定式の体験談について
話したい。

 

そして、就活生にとって、
最初で最後であろう内定式で
ありがちな疑問について、
私が経験した範囲で答えていきたいと思う。

 

内定式とは

名前の通り、
内定者に『採用通知書』を授与する式のことである。

 

倫理憲章で定められており、
正式に内定が出るのは10月1日からである。

 

それまでは、内々定という扱い。

 


内定式で『採用内定書』をいただくことで、
あなたは正式な内定者となるわけである。

 


会社の中では
一大行事の一つであり、
役員や社長も出席することが多い。

 

内定者の多い大企業では
ホールやホテルを使って行われたり、
内定者が数十人くらいであれば、
社内の広い部屋などを使って
式が挙行される。

 

非常に大きな式である。

 

私の内定式体験談

義務教育時代に戻ったかのような感覚

私の会社では、
100人弱の同期がいる。

 

何度か懇親会を経ての
内定式であった。

 


内定式には
社長や役員が出席することが多い。

 

私の会社では
社長はいなかったものの、
役員は全員出席していた。

 


数少ない役員と対面する機会でもあり、
ここで役員からの内定者の印象が悪いと、
人事部への評価にも影響してくる。

 

だから、懇親会の一部の時間を使い、
内定式のリハーサルを入念に行った。

 


姿勢、返事の大きさ、お辞儀の仕方、
偉い人が壇上に立つ時には
メモの準備をするなど…

 


今までに経験したことのない
社会の決まりを体感する中で、
「私も社会人になるのか」と、
自覚を持つようになっていった。

 

内定式当日の、忘れられない緊張感

内定式は某ホテルで行われた。

 


厳粛な雰囲気の中で、
今までに経験したことがないような緊張感。

 

私の会社の場合、
採用内定書を実際に授与されるのは
代表者1人であったため、
我々の主な出番は、名前を呼ばれた時に
「はい」と返事をして一礼する、
ほんの数秒であった。

 


たった30分ほどの式で
特に自分の出番は数秒であったにもかかわらず、
初めて経験する異様な緊張感と、
慣れない姿勢、お辞儀などによって、
式を終えた頃には
すっかり疲れ果ててしまったのを
覚えている。

 

式の後は
立食パーティーが行われ、
人事部長や人事の人たちとの食事。

 

腹が鳴るくらいに空腹であったが、
緊張のあまり、全然喉を通らなかった。

 

最後に記念写真を撮影して終了。

 

その後は内定者同士で
飲みに行った1日であった。

 

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漠然とした期待を持っていた内定式の頃

同期も良い人たちで、
当時は会社にも悪い印象はなかった。

 

会社の認知度もそれなりだったし、
周囲の印象も悪くなかった。

 

時間を持て余し、
なんとなく退屈さを感じていた
学生時代。

 


そんな私が、
希望していた金融業界で、
毎日スーツを着て
サラリーマンとして働く生活が
始まろうとしていることに、
ワクワクすらしていた。

 


両親も、私が内定式を終えると、
すっかり安心したようで、
これからは迷惑をかけたくないと思ったと同時に、
「この会社で頑張ろう」と思っていた。

 

内定式Q&A

次に、内定期間に、
学生が悩みがちなことを
Q&A形式でまとめてみた。

 


学生目線ではどうしても
社会人の身だしなみやマナーを
理解しづらい。

 

少しでも参考になれば幸いである。

 

①内定式の髪型、服装について


会社、業界によって大きく異なると思うが、
髪型は間違いなく黒髪短髪が良いだろう。

 

服装も、『式』ということで、
男女ともにスーツの場合が多いと思う。

 

もちろん暑かったとしても上着は着用。

 

私の場合はお堅い業界であるため、
ひたすら地味さを追求させられた。

 

②内定式後の辞退ってできるの?


結論から言うと、可能である。

 

法的には、入社2週間前までは
辞退が認められるそうだ。

 

私の友人は、卒業できなかったことを理由に
留年が確定した3月に辞退していた。

 

しかし、会社側としては
採用や、通信教育等にかけたコストや、
配属先を考えた時間が
無駄になることとなる。

 

迷惑極まりないので、
迷いがないのであれば、
早く伝えた方が良い。

 

③内定式の後に何が行われるの?

会社によって様々である。

 

私の会社では立食パーティーを行うだけであった。

 

友人の中には、TOEICを受けさせられたりする人もいたようだ。

 


解散したあとは、
同期で飲み会をするパターンが
多いかと思う。

 

盛り上がれば2次会、3次会と、
朝まで遊ぶこともある。

 


内定期間に仲良くなれるのは
この機会くらいしかないので、
できるだけ参加した方が良いと思う。

 

だから現金は多めに持って行こう。

 

④どうしても内定式を欠席しなければならない時は?


こちらも可能である。

 

会社としても、内定者が
体調を崩しているにもかかわらず、
無理に出席させるようなことはしない。

 

欠席を許されなかった場合、
ブラック体質を疑っても良いと思う。

 

実際、私の同期も1人、欠席していた。

 

だから無理に出席する必要はないし、
他の選考がまだ残っているなら、
『体調不良』とでも言っておけば
欠席できるだろう。

 

最後に

いかがだろうか。

 

人生で1度しかないであろう内定式。

 

参加したところで得るものはないが、
今思えばいい思い出である。

 


同期がどんな人かわかるし、
内定段階において、
会社の風土を最も感じられるイベントだと思う。

 
だから迷っている人こそ、
できるだけ参加してみよう。