副業禁止の会社に入ってはいけない2つの理由。

あなたが働いている会社は
副業ができる会社だろうか。

 

近年は昔と比べると
副業を許可している企業が増えていることと、
インターネットでできる仕事が大幅に増え、
副業や、独立へのハードルが
非常に低くなったように思う。

 

IT業界を中心に、
副業ができる会社は増加傾向にあるものの、
体質の古い企業やIT化が進まない企業など、
副業が禁止されている企業が
まだまだ多いのが現実である。

 

副業を禁止する会社の考えとしては
「本業に集中してほしい」というのが
あるからだと思う。

 

確かに本業に大きな支障をきたすほど
副業に打ち込むのであればいっそ
会社を辞めてしまった方が賢明かもしれない。

 

しかし、副業というのは様々なものがあり、
帰宅後の数時間でできることや、
休日を利用してできることで、
少しの小遣い稼ぎとしてできることが
たくさんある。

 

うまくいけば最小限の時間で
会社での給与を上回ることも可能である。

 

私はこのご時世において、
副業禁止の会社に
入ってはいけないと考える。

 

その理由を述べたい。

 

副業禁止の会社に入ってはいけない理由

①自分の会社が倒産したらあなたはどうするのか?

昔はサラリーマンは終身雇用の概念があり、
1度入ってしまえば、その会社で定年まで働き、
一定の給与が保証されていたため、
副業などせずに、サラリーマンとして
安定した生活を送ることが
よしとされてきたのかもしれない。

 

しかし今の時代、自分の会社が永遠に存続すると
考えている人は頭が悪いと思う。

 

ここ最近で、いわゆる大企業で、
「この会社は潰れないだろう」とか
「安定している」と言われた企業が
いくつも倒産したり、倒産の危機に陥っている。

 

世界的に名の知れた企業
がである。

 

あなたが勤めている会社は世界的に有名であり、
誰が見ても大企業だと思われるような会社だろうか。

 

残念ながらほとんどの会社はそうではない。

 

ならばなおさら自分の会社が倒産する
リスクは高いのである。

 


自分の会社が倒産したり、
不況による業績不振でリストラされた時、
あなたはどうするつもりだろうか。

 

失業手当と退職金を切り崩しながら
新しく雇ってもらうべく、
転職活動に悩まされる日々を送るのか。

 

それなりに歳を重ね、
転職活動では書類で落とされ、
路頭に迷う日々を送るのか。

 

今まで一生懸命会社に尽くしてきたとしても、
会社が苦しい状況に陥れば、
会社は案外簡単に従業員を見捨てる。

 

一瞬にして収入ゼロの
「ただ生きているだけの人間」
になるのである。

 

どんなに大きな会社に勤めていようと、
どんなに社内で結果を出していようと、
会社は自分のことを守ってはくれない。

 

今の会社が好きで、辞めるつもりがなくとも
倒産のリスクは常に存在する。

 

そのリスクをヘッジするためにも副業は
するべきであるし、副業禁止だからといって
会社の決まりに従っていては
最終的に苦しむのは自分自身なのである。

 

自分の身は自分で守るため
副業禁止の会社に依存するべきではない。

 

②1つの会社に依存すると視野が狭まる。

以前、会社の飲み会に参加し、
上司はこのように言っていた。

 

「こんなにいい会社は他にないよ」

 

まあ個人差があって
会社が大好きな人もいるのは
当たり前のことなのだが、
私は大きな疑問を感じた。

 

「どこと比べて言っているのだろう」

「何十年もここでしか働いていないくせに何がわかるのだろう」

 

1つの会社に依存すると、
周囲が見えなくなってしまうのである。

 

こうなってしまうと危険だと私は思う。

 

というのは、
上の人がこのように視野が狭いと、
これ以上会社の変化に期待できない。

変化できないということは、
今後下降線をたどっていくこととなる。

 

今の状況に少なからず満足しているのであり、
もしこの先、外的な状況が変化しようとも、
視野が狭まっているが故、周囲の変化に気づかずに
同じ方法で根性論で追い上げることを求められると思うのだ。

 

結局多くの社員が苦しむ羽目になるし、
従来のやり方が通用しない時代に気がつかず、
会社としてもさらに苦しむこととなる。

 

サラリーマンとして雇われている身で
自分の会社に満足してしまっている人には
ついていかない方が良いと思う。

 

様々なアドバイスもあくまで
『その会社しか見えていない人の
意見』
であるし、
自分のやり合いことを実現させる上では
ほとんどが役に立つものではない。

 

そういった意味で、
副業を始めることで自分の会社以外の部分が
見えてくるようになる。

 

わざわざ毎日同じ時間に出社して
夜遅くまで働かなくとも
サラリーマン以上に収入を得て、
自分の時間を生きている人は
たくさんいることに気づく。

 

彼らはサラリーマン以上に様々な経験をしており、
様々な世界を知ることができる。

 

『サラリーマンとして会社にいることが
自分にとって正しい選択なのか』

サラリーマンとして生きるという常識を
疑うことで新たなものが見えてくる。

 

自分の会社の中だけで人の価値を判断するような企業に
いる価値はないと思うし、会社に依存するだけ、
狭い視野の中で価値を上げようと必死になってしまう。

 

結果的に外に出たら何の役にも立たなかったりするのである。

 

それだけ人生を無駄なものにしてしまっていると
気づくことが大事である。

 

副業を始め、様々な世界を知り、
多様性を身につけていくと
新たな出会い、知識が生まれ、
本業にも活かせることがあるかもしれない。

 

逆に、会社で学んだ知識を
副業として活かすことで
新たな道が見えてくることもある。

 

今の時代、会社に依存し、視野を狭めることは
社会的に淘汰される要因になりうる。

 

まとめ

会社で働く上で、出世したいとか、
トップになりたいとか、
それぞれ夢があると思う。

 

その夢に向かって会社で
努力することは良いことだと思う。

 

しかし、出世したり、トップになるまでの間、
あなたの会社は残っているのだろうか。

 

合併、買収が相次ぐ中で、
おそらく同じ形では
残っていない可能性が高いと思う。

 

あなたが決定権を握るまでの間に
様々なリスクが存在していることを
認知した上で夢を持つべきだと思う。

 

また、これからの時代は、
『多様性』というのが
重要な能力として求められていく時代である。

 

1つの会社で上司に媚びながら
出世したところで、一旦外に出てみると
かなり周囲に遅れをとっていることに
気づく時があるかもしない。

 

突然会社がなくなり、なんの価値もない
「ただの人間」になってしまうかもしれない。

 

1つの会社にとらわれず、
副業も交えながら視野を広げていくことで
自分自身の価値は高まる。

 

会社をクビになっても、会社が倒産しても
何も怖くない自分を形成していくことが
自分の力を最大限に発揮出来ると思う。

 

だから副業はやっていくべきなのだ。

 

副業を禁止している会社は
すでに時代遅れだ。

 

副業禁止の会社に入って頑張ったところで
視野が狭まり、周囲に遅れをとってしまうし、
会社が無くなった時に苦しむのは自分である。

 

だから副業禁止の会社に入ってはならない。

 

就活生も意識して欲しいところである。