【信用金庫マンが教える!】新卒の一人暮らし社会人が、1年で100万貯金する方法。
- 2018.06.11
- サラリーマンの生活
こんにちは。
新卒で社会人となり、一人暮らしを始めた方も多いのではないでしょうか。
全国転勤のある大手企業に入社した方は、家賃補助や社宅などが用意されていますが、家賃補助も社宅も寮もなく、毎月家賃全額を自己負担しなければならない方の方が多いのではないかと思います。
かくいう私も家賃全額を自己負担で過ごしております。
地方に住む人はまだしも、都内で一人暮らしの方は、家賃が高くて月々の生活費がカツカツになっていませんか?
私も就職して1年間、常にお金に余裕がなく、これでもかというくらいの節約生活をしておりました。
そして2年目になった今でも続けております。
地道に節約を続けていった結果、1年間で100万円を貯めることができました。
そこで今回は、1年間で100万貯めた私が、取り組んだ節約術についてお話ししていきたいと思います。
一人暮らしをする上での諸費用
さて、一人暮らしをしていると、生きているだけでいろいろと費用がかかります。
例えば以下のような費用。
- 家賃
- 食費
- 光熱費
- 携帯、通信費
- 奨学金
- 日用品購入
- 新聞購読料
- 保険
保険や新聞などは、私の職業柄ということもありますが、これらは基本的に『払いたくなくても払わなければならないお金』です。
新卒社会人の基本給が約20万円。
税金等引かれて手取りが16〜17万。
ここから上記のような諸費用が引かれると、自由に使えるお金がほとんど残りません。
少し遊びにでも出かければお金は手元からなくなるような状態なのです。
嫌でも節約しなければ、お金を貯めるどころか、生きていくことも苦しくなるような生活が待っています。
とは言っても、毎日会社で嫌なことばかりやっらされているわけですから、週末くらいは遊びたいですよね。
そこで、『やりたいことはやりながら、どう節約すれば良いのか』についてアドバイスできれば良いと思います。
私が取り組んだ節約術
ここで書かせていただく節約方法としてのモットーは、『やりたいことはやりつつ節約していく』ということです。
なので見る人によっては、「全然大したことない」と感じるかもしれません。
『やりたいことをやる』ための節約方法なので、ここでお話しするのは、『やりたいこと以外の部分で極端に出費を減らしていく』というものです。
平日は極限まで食費を抑える
一人暮らしと実家暮らしで大きく差がついてくるのは、食費だと思います。
実家であれば、家に帰れば最低限メシが食えると思いますが、一人暮らしの場合、そうはいきません。
何かしらを買うなり、外食をするなりして飯を食っていかないと生きていけないのです。
なので、食費は家賃に次いで大きな出費になることでしょう。
一人暮らしで少しでも出費を減らして貯金に充てていくためには、この食費を節約していくことが重要です。
料理が面倒だからといって、毎回外食で済ましていると、貯金どころか、1ヶ月生活することも難しくなってきます。
かといって、毎回節約のために貧しいメシを家で作り続けていても、だんだん「私は何のために生きているのだろう…」という気持ちになっていきます、
そこで、『平日は食費をかけない』というルールを自分の中で設けるのです。
いっそ、『平日は食費をゼロにする』くらいの意気込みで良いです。
平日はできる限り外食せず、食事は弁当やレトルト、冷凍食品など、1食にあまりお金がかからないようにします。
その分土日は自分へのご褒美として外食に行ったり、飲みにいってよいでしょう。
『平日にいかにお金を使わないか』で、1ヶ月の出費が大きく変わってきます。
月々の出費を把握する
一人暮らしを始めたばかりの頃は、1ヶ月にどのくらい出費があるのか、イマイチ感覚がつかめません。
まずは『1ヶ月にどれくらいの出費があるのか』を把握することが重要です。
試しに1ヶ月、買い物の全てをカード決済してみると、翌月の請求額でおよそどのくらいの出費があるか把握することができます。
クレジットカード会社にもよりますが、今はアプリで月の途中でも暫定の使用残高を把握することができます。
この請求額を基準にして、基準を大きく上まらないように工夫していくと、「今月は20日時点で○○万使っているから来週は外食を控えよう」という意識を持つことができます。
一人でいる時間は極力出費をしない
人付き合いが多いと、おのずと飲みに行ったり、外食をしたりして出費が発生します。
とはいえ、人付き合いを無くしてまで節約することは無いと思います。
ここまでやると本格的に生きている意味がわからなくなってしまいますしね。
人付き合いは大切にしつつ、節約していくためには、『一人でいる時間の出費を減らしていく』ことです。
用もなくカフェに行ったり、外食をし、友人と会った時も飲みに行ったり出かけたり…なんてしているとお金は貯まりません。
付き合いでの出費というのは自分では調整しにくいです。
だから、『一人でいる時間でどう節約していくか』を意識すると良いでしょう。
「昨日は友人と飲みに行った。今日は用事がないから1円も使わない」くらいの気持ちで日々を過ごすと、日割りで考えた時に1日当たりの出費を減らすことができ、月々の出費も安定してきます。
給与から最初に1〜2万貯蓄に当てる
貯金する方法として最も基礎的なことかもしれません。
翌月の給料日直前に、「余ったお金を貯金しよう」という考えではなく、給料日に「あらかじめ一定お金を貯蓄用口座に回してしまおう」という方法です。
これができると、自動的に月に一定額の貯金をすることができます。
『定額自動積立』なんていうサービスを各銀行がやっていますね。
これを使ってみると良いと思います。
一つ注意点があるとすれば、『無理のない金額で』ということですかね。
大きな出費があった後にはさらに出費を抑える努力を
楽しく生きていく上で、『どうしても欲しい』というものや『旅行に行きたい』という願望は出てくるかと思います。
私はこのような欲を我慢してまで節約することはないと考えます。
欲しいものや行きたい場所があれば、そこにお金を使ってしまいましょう。
ここを我慢して節約しても、おそらく良いことはありません。
ただその分、他の部分でさらにストイックに節約していくことを勧めます。
「大きな買い物をしてしまったので今月は外食は控える」
「旅行に行ってしまったから来週末は出費をしないようにする」
と言った具合に、他の部分で調整をしないと、毎月赤字になってしまうでしょう。
むしろ、このようなことができないと、お金がいくらあっても足りないと思います。
ボーナスは使わない
多くのサラリーマンは、ボーナスを貯金して旅行資金に使うなり、ローンの返済に充てるなりして消費しています。
しかし、貯金したいのであれば、ボーナスは使うべきではありません。
極論を言うと、月々の給料は残さなくてもボーナスさえ貯金できればそこそこの額を1年で貯金できます。
ボーナスはなかったものとして、定期預金や証券口座など、全く別の口座に入れておくと管理しやすいですね。
私も正直なところ、貯金のほとんどはボーナス分です。
金融業界に勤めていたのでボーナス支給額が多かったのは良かったです。
投資をする
私は余っているお金を貯金よりも投資に回しております。
「貯金したいのに投資?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
投資に回すことは、貯金とは違ったメリットがあります。
私が行っている投資として、1つは『ウェルスナビ』での運用。
こちらに毎月1万円ずつ積み立てています。
もう一つは仮想通貨。
Zaifの『コイン積立』を利用し、毎月1万円前後の積み立てをしております。
投資をするということは当然ながら、貯金どころか、資金が減るリスクがあります。
実は貯金をする上で、このリスクというのがメリットにもなりうるのです。
というのも、常にリスクを抱えている分、所持金を必要以上に消費することに敏感になります。
たとえ100万持っていようと、「投資資金はいつどのくらい減るかわからない」という心理的状況を常に持つことになりますので、いくらお金が溜まろうと、節約志向を持ち続けられるわけです。
クリーニングは必要最小限に
サラリーマンとして生きていると、スーツのクリーニングをしなければなりません。
クリーニングも頻繁にやっていると、結構な出費になります。
クリーニングの回数は減らしましょう。
気にしなければ数ヶ月に1回程度でもなんとかなるものです。
お金に余裕がないんですから、見栄を張ってピシッと決めることもないかと思います。
私は全然クリーニングせず、スーツはヨレヨレであまり綺麗ではありませんが、人に指摘されたことはありません。
必要のないものは買わない
『やりたいことをやった上で節約』していくためには、『必要のないものは買わない』ことが大切です。
社会人になると、つい学生時代には買えなかったようなものとか買いたくなってしまいますよね。
例えば服。
ファッションが趣味の方を除けば、服なんて着られれば良いのです。
私は学生時代からほとんど服を買っていませんが、とりわけ困ったことはありません。
『今すぐ必要で、どうしても欲しい物』以外は、購入するのは後回しにしていきましょう。
時間が経ってみると、「それほど欲しいものではなかったから買わなくてよかった」なんてこともあるかもしれません。
断れる誘いは断る
人付き合いも、誘われたもの全てを引き受けていると、出費がかさみ、本来自分がやりたかったことができなくなります。
飲み会1回でも良いので、断れそうな誘いは断ることも重要です。
特に、先ほど書いた、『大きな出費があった』月に関しては、飲み会を断ることで大きな出費を少しでもヘッジすることができます。
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出費に対して敏感になろう
いかがでしょうか。
私はこれらの方法で音楽や旅行など、やりたいことはやりつつ、1年で100万を貯めることができました。
「家計簿をやれ」とまでは言いませんが、『自分が月にどのくらいお金を使っているか』をしっかり把握することは非常に重要です。
自分の中で月の出費のラインを決め、「今月は使いすぎてるな」という判断ができるようになると、お金の管理が上手になってきます。
この金銭感覚を身につけるまでに少しの時間が必要かもしれません。
そしてストレスもたまるかもしれません。
しかしいずれは不可欠になってくるものです。
早い段階で金銭感覚を身につけ、賢い貯金ができるように取り組んでいきましょう。
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