【信用金庫の退職交渉】「お前辞めさせねぇからな?」引き継ぎどころか案件が増え、ノルマを詰められ、有給を1日も消化できなかった話。
- 2018.07.17
- 金融業界の実態
こんにちは。
私はあと1週間で現在働く信用金庫を退職する。
実際に上司に退職を伝えてから、現在に至るまでの経緯について話したいと思う。
退職を伝えたのは希望退職日の1ヶ月前
私は新卒入社の2年目の社員である。
昨年の夏頃に会社を辞めることを決意し、一時は脱サラを目指し、できそうなことにいくつか着手していた。
脱サラに向けて物事に取り組む中で、いくつもの壁にぶち当たった。
その中でも最も深刻であったのが、『プログラミングができないこと』。
徐々に「一度SEとして企業で働いてみようか」という気持ちが芽生え、転職を考えるようになった。
今年の3月頃から転職活動を始め、4月に1社内定をいただき、ひとまずその会社に入ることに。
転職先の入社日は7月の最終週。
約3ヶ月ほど猶予があった。
猶予があるのは良い話であったが、逆に会社に退職を伝えるタイミングに悩んだものだ。
そこで私は確実にボーナスをもらってから退職を伝えることにし、退職日の1ヶ月前である6月2週目に退職を伝えた。
2年目であるため、業務量や抱えている案件はそれほど多くなく、7月に入る頃には有給消化できるだろうという見込みを立てていた。
退職を伝えてからの流れ
まず直属の上司から「抱えてる案件を全て書き出せ」という指示があり、翌日には全て書きだして提出した。
また、私は今まで融資窓口を担当していたのだが、『これ以上案件を増やさない』ために窓口から降りることになった。
そして私は現在抱えている案件をできる限り片付け、徐々に仕事が減っていくこととなった。
そして最後の2週間ほどは、他の方に業務を引き継ぎ、有給を消化する、はずだった。
スポンサーリンク
待ち受けていたのは今まで以上にきついノルマの詰め
私の直属の上司は2人いて、そのうちの一人はパワハラ常習犯。
その上司が、私が辞めることを伝えてから、今まで以上に、私に対する当たりが強くなった。
何かあるごとに、
「お前は辞めるんだから」
という言葉を強調して説教してきたり、
「ノルマ達成するまでやめさせねぇからな」
という言葉を浴びせられるようになった。
辞めることを告げた達成感と、案件が次々と舞い込んでくるストレスはなくなったこともあり、「あとは辞めるだけ」だと思っていたところに、このようなパワハラを受け、もはや我慢する力もなく、有給を消化するどころか、精神が崩壊しそうな数週間を過ごすことになった。
当時は本気で労基署だかどこかに訴えてやろうかと考えた。
なぜか舞い込んでくる新たな案件
私が辞めることになり、新たな案件を引き受けることがなくなったため、他の社員がその分案件を抱えることになった。
しかし私の職場は人手が足りていない。
ただでさえほとんどの人が休憩もいかず、昼飯も食えないような職場環境だ。
当然、私が引き受けなくなった案件の分を他の上司が受けている中で、途中でパンクしてくるのだ。
すると、途中でいっぱいいっぱいになった上司から案件を頼まれるようになった。
「あれ?おかしいな」と思いながらも引き受けることになり、有給消化が夢のものとなっていった。
有給を18日残しての退職となりそうです
私なりにある程度計算して退職を告げ、退職日に関しては希望通りにいくこととなった。
しかし、
・退職する人に対する過剰なパワハラ、ノルマの詰め
・職場の人手が足りないという現状
により、有給消化どころか、1日も消化できないまま残り1週間というところまで来てしまった。
そもそも有給消化について上司と相談できる雰囲気もタイミングもなく、その件について話すことすらできなかった。
常にストレスフルで休憩も取れないような職場で、いつどのタイミングで相談を持ちかければ良いのだろう。
ここに関しては心残りであるが、こういった部分も含めて職場環境は最悪だったため、辞めることができただけでもよかった思っている。
-
前の記事
超入門!たったこれだけ!決算書の読み方を銀行員が1から解説! 2018.04.16
-
次の記事
信用金庫を辞め、転職1週間で感じたこと。 2018.09.03