会社を辞めるリスクと同様に会社に残り続けるリスクがある。

人は皆、好きなことをやって
生きていきたいと思っている。

 

しかしそれができていない人も多くいる。

 

なぜだろうか。

 

それは
「好きなことをやることにはリスクが存在する」
と考えるからだと思う。

 

例えば
「音楽で一発当てたい」とか、
「不動産や株に投資して不労所得でのうのうと生きたい」
とか、いろいろな選択肢があると思う。

 

これらはサラリーマンの給与水準を大きく上回る可能性があるが、
逆に1円も儲からない可能性もあるのだ。

 

多くの人は生活のため、家族のために
一定の給与が毎月入ってくるサラリーマンとして、
毎朝満員電車に耐えて、決まった時間に出社し、
嫌な仕事や人間関係も我慢しながら働いているのだ。

それらに我慢した対価として毎月の給与がある。

 

対して、脱サラして
やりたいことだけをやろうとすると、
毎月の決まった給与はないし、
一時的に大きく儲かったとしても、
翌日や翌月の収入は一切保証されていない。

ここにリスクを感じて踏み切れないのだと思う。

 

サラリーマンは口を揃えて
「休みたい」とか「辞めたい」とか言うのに
実際に動き出す人はほとんどいない。

だから何も状況は変わらないままだ。

 

しかし、それなりの期間を働き、出世し、
結婚して家庭を持つようになると
なおさらそのリスクを取っていくことが難しくなる。

だから決断は早い方が良い。

以下の記事も読んでみてほしい。

20代は最も貴重な時間である。

私は一定のリスクを犯さないと
一生サラリーマンという
凡人以下の人生で終わってしまうことに
強い危機感を覚えた。

 

1週間のうちのほとんどの時間を
会社で費やし、帰って寝て起きてすぐ出社の毎日。

これが当たり前だとはとても思えないし
このような日々に何も価値はない。

ただ時間だけが奪われ微々たる給与が生活費に消え
後に何も残らないのだ。

 

逆に、1つの会社に骨を埋める覚悟で働くことにも
大きなリスクが有ると思うようになった。

 

ある日、突然会社が倒産したり、
不景気により業績が悪化して大規模なリストラの対象になってしまう
可能性は誰にでもあるものだ。

その時に収入源が一瞬にしてなくなり、
路頭に迷う姿を想像するだけで恐ろしいと思ったのだ。

 

会社に属さないことのリスクと同様に
「会社に依存するリスク」もあるのだ。

 

同様のリスクがある中で、
「儲からなくてもいいから私は好きなことをやって生きる」
方を選ぶことにした。

 

儲からないのであれば軌道に乗るまでの間、
会社に残って良いと思う。

その分頑張らなくて良いから
気持ちは楽になると思う。

 

私が思う好きなことというのは
誰に指示されなくても
思わずやってしまうようなことだと思う。

 

私は書くことと株価を見ることが好きであった。

書くことが思いつかなかったり、
株で損失を出してしまったり
辛いことはもちろんあるが、
それでも毎日ワクワクするのである。

もちろん安定した収入はないのであるが、
圧倒的に時間の自由と
精神的な自由は手に入る。

 

一番のストレスはやはり人間関係。

嫌な人とは関わらなくていいというだけで
人生は非常に豊かなものになる。

 

やりたいことは誰にでもあるはずだ。

ないと言っている人は思考停止に陥っている。

 

やりたいことを犠牲にして
毎日会社でしんどい思いをしながら
微々たる給与をもらって
仕事のストレスを家族や友人にぶちまけるよりも
稼ぎがなくても好きなことをやっていく方が
皆がハッピーになれると思う。

 

会社に我慢して残り続けることにも
リスクが存在する。

これを是非知っておいてほしい。

そうでないとある日突然会社が無くなった時に
苦しむ羽目になり、今までの苦労は水の泡となる。