サラリーマンを経験して思う、本当の親孝行とは?両親と会えるのはあと何回?

 
こんにちは。

 

私、サラリーマンになってからというもの、
両親に会う機会は激減している。

 

3ヶ月に1回会うか会わないかというところ。

 

これでも地方から東京に出てきて
働いている人と比べたら多いかもしれない。

 

今回は私が思う
本当の親孝行について
話したいと思う。

 

サラリーマンは親不孝である。

 

私はサラリーマンとして働き、
疲れた顔を両親に見せることは
親不孝だと思う。

 

平日に毎日朝から晩まで労働し、
ストレスを溜め込んで
疲れた顔で両親に会いに行くこと。

 

満足な時間も取れず
週明けの仕事のために
早々と帰ること。

 

両親は「無理してないか」と
心配になるだろう。

 

そもそも2日間の休日なんて
あっという間に終わってしまう。

 

休日を使って実家に帰ることは
たとえ実家が近くとも難しい。

 

両親は子供の顔が見たいだろうし、
こちらとしても両親に感謝の気持ちを
示したい。

 

なのに、『会社』という存在が
時間と精神的余裕を奪い、
それをさせてくれない。

 

私は実家が同じ県内にあるのだけれども、
それでも限られた土日を使って
実家に帰ることがなかなかできない。

 

できても土日の一部とか、
大型連休の中の2日間くらいで、
両親と満足な時間を過ごすことは
ほとんどできない。

 

さらに、結婚をしたりすると
両親に会う回数はどんどん減っていくのだ。

 

両親に会える回数はあと何回?

 

単純計算をしてみたいと思う。

 

今回は実家に帰る頻度を
4つのパターンで検証したい。

 

・1ヶ月に1回
・3ヶ月に1回
・半年に1回
・1年に1回

 

サラリーマンが帰省できるのは
このあたりの頻度が妥当かと思う。

 

私は20代であるため、
両親の年齢は55歳と仮定しよう。

 

平均寿命を考えると
およそ両親は85歳まで生きると仮定。

 

すると残り30年は
両親と会う機会はあるのだ。

 

それでは、検証したい。

 

①1ヶ月に1回

1ヶ月に1回帰省すると、
1年で12回両親と会う機会が
得られる。

 

独身の若い頃は
それも可能だろう。

 

12×30=360回

 

毎月実家に帰れば、
あと360回、
両親と会う機会がある。

 

およそ1年分だ。

 

②3ヶ月に1回

私は現在、このくらいの頻度で帰省している。

 

月1は行けないけど
半年に2〜3回帰れるかどうか
といった感じである。

 

1年に4回会う計算で、

 

4×30=120回

 

あと120回、
両親と会うことができる。

 

会えるのは半年分もないことに
驚愕する。

 

③半年に1回

お盆休みとか、年末年始を利用して
帰省する人が割合としては最も多いと思う。

 

1年に2回会う機会があり、

 

2×30=60回

 

多くのサラリーマンは
あと2ヶ月分しか
両親と会う機会がないことになる。

 

④1年に1回

実家が遠く、
必ずしもお盆や年末年始に
帰省ができないサラリーマンも
多くいると思う。

 

1×30=30回

 

およそ両親に会える機会は
残り1ヶ月分である。

 

両親と会えるのはあと1年もない。

 
私のような20代のサラリーマンでさえ、
両親との残された時間はとてつもなく
少ないことがわかる。

 

日数にしたらあと1年もないのかもしれない。

 

 

私は数年前に祖父を亡くした。

 

その時、

「もっといろんなことをしてあげられたらよかった」

という後悔が強く残った。

 

仮にどんなに親孝行したとしても
亡くなってしまった時は
同じ気持ちになるのかもしれない。

 

 

学生時代でさえそう思ったのだ。

 

さらに時間と自由のない
サラリーマンを続けている限り、
満足な親孝行なんて不可能であり、
まともに両親と会う機会を持てず
亡くなった時に、強い後悔の念に
苦しむことが目に見えている。

 

私はそれを当たり前だと思ってはならないと考える。

親孝行のために、やはり大切なのは『自分の時間』。

 

人生を悔いなく生きるためには
『自分の時間をいかに確保できるか』
が間違いなく問われている。

 

サラリーマンとして
会社に膨大な時間を奪われ、
自分は精神的に追い詰められ、
両親をまともに助けられなかった
という人生を送ってしまっては
誰も幸せになれない。

 

サラリーマンは幸せになれないし、
両親を幸せにすることもできないのだ。

 

両親のために生きているわけではないが、
実家に帰りたいときに帰れる状態、
何かあったときにすぐ駆けつけられる状態を
作っていく努力をしていくべきだと思う。

 

『自分の時間』を多く持っていることこそ、
本当の親孝行である。

 

最後に

 

『サラリーマンとして生きることは親不孝だ』
という説を私は提唱したい。

 

このままサラリーマンを続けていては、
両親に会えるのはあと1年もない。

 

それでも子供が芸能界やスポーツ選手など、
メディアに出て活躍している姿を見ることで
両親が幸せなら、自慢できるなら良いと思う。

 

しかし多くはそうでない。

 

サラリーマンなんて
多くの人が嫌々やっているし、
中途半端な給料で時間を奪われ、
顔を見る機会がなくなることに対し、
両親がそれで喜ぶかと言われれば
甚だ疑問である。

 

人生悔いなく生きるためには
どうすれば良いか
みんなが考えていくべきだ。